【Laravel】シーダーを使ってみる

おだねこ

~簡単な自己紹介~

  • 嫁と猫3匹と暮らすフルリモートの三十路SE
  • 投資・節約・副業で資産形成中
  • 現在の金融資産は約1,750万円、めざせアッパーマス層(資産3,000万円)

開発環境

  • OS:Windows11
  • Docker Desktopインストール済み
  • VSCodeインストール済み

前提

  • Docker上のappコンテナにLaravelがインストールされている
  • Docker上のdbコンテナにMySQLがインストールされている
  • 下記のカラムを持つm_department(部署マスタ)テーブルがある
#カラム名データ型備考
1idintAuto Increment、PK
2namevarchar

詳細な環境は下記の記事をご参照ください。

シーダーファイルを作成する

ターミナルを表示する

メニューの表示から、ターミナルを開きます。

ショートカットキーはCtrl + @なので、覚えておくと便利です。

appコンテナに入る

下記のコマンドを実行して、appコンテナに入ります。

docker compose exec app bash

コマンドでシーダーファイルを作成する

下記のコマンドを実行して、シーダーファイルを作成します。

php artisan make:seeder MDepartmentSeeder

コマンドが成功すると、MDepartmentSeeder.phpという名前のファイル名が生成されます。

蛇足ですが、ファイル名はアッパーキャメル(Upper Camel)が一般的です。

アッパーキャメル(Upper Camel)とは、単語の先頭を大文字で繋いで行く記法です。

シーダーファイルを編集する

モデルをインポートする

データをインサート(登録)するテーブルのモデルをインポートします。

モデルに関する記事はまたいずれアップします。

use App\Models\MDepartment;

インサートするデータを入力する

m_departmentテーブルにインサート(登録)するデータを入力します。

m_department部署マスタという意味なので、実際に会社にあるような部署を登録してみます。

カラムがidとnameの二つで、idは自動採番なのでnameだけを入力してあげればOKです。

MDepartment::truncate();
MDepartment::insert(
    [
        [
            "name" => "システム部"
        ],
        [
            "name" => "総務部"
        ],
        [
            "name" => "人事部"
        ],
        [
            "name" => "経理部"
        ],
    ]
);

truncate()はなくても大丈夫ですが、これがないとデータがどんどん追加されていくことになります。

シーダーは初期データ投入という意味合いが強く、洗い替えで実行したいケースがほとんどなので、私は入れています。

シーダーを実行する(1ファイルのみ)

シーダーを実行する

特定のシーダーファイル(というよりクラス)のみを実行する場合、下記のコマンドを実行します。

php artisan db:seed --class MDepartmentSeeder

特にエラーメッセージが出ていなければOKです。

データが登録されているか確認する

DBビューアーでデータが登録されていることを確認します。

コマンドで確認しても大丈夫ですが、私はMySQL Workbenchを使っています。

idが自動で採番され、4行のデータが登録されていると思います。

シーダーを実行する(複数ファイル)

今度は複数のシーダーを一度に実行できる方法でやってみます。

DatabaseSeederを開く

DatabaseSeederを開きます。

DatabaseSeederを編集する

DatabaseSeederはシーダーのとりまとめのようなファイルになります。

このDatabaseSeederに実行するシーダークラスを書いていくことで、複数のシーダーを1度に実行できるようになります。

ということで、runメソッドを下記の内容に変更します。

$this->call([
    MDepartmentSeeder::class,
]);

今回は1クラスしか用意していませんが、複数のシーダーを実行したい場合はここにシーダークラスをカンマ区切り(配列)で記載していきます。

シーダーを実行する

下記のコマンドを実行して、シーダーを実行します。

php artisan db:seed

RUNNINGDONEになっていればOKです。

データが登録されているか確認する

DBビューアーでデータが登録されていることを確認します。

コマンドで確認しても大丈夫ですが、私はMySQL Workbenchを使っています。

idが自動で採番され、4行のデータが登録されていると思います。

以上になります。

お疲れさまでした。

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